関節がボキッと鳴るのは?
「ボキッ」という音はどういった時に鳴るのでしょうか? わかりやすい場所として「指」で仕組みを見ていきましょう!

「ボキッ!」という音はイラストのように、普通に動く範囲(正常可動域)を超えた時に鳴るのです。
整体治療で背骨がボキッっと鳴るのも全く同じ仕組みです。
この音は関節の中のガスの音だと言われます。関節が正常可動域を超えると関節の内圧が下がり、関節内のガスが膨張し弾けるという説です。現在のところはこの説が有力ですが、確かなことは分かっていません。
患者さんの中には、ボキッと鳴ることにより、背骨がずれていたのが元に戻るイメージを持たれる方がありますが、そんなことはありません。治療者の中でもボキッと鳴った時に戻るような表現をする方もみえますが…。
「ただ音が鳴っているだけです。」
指をボキボキ鳴らした時、指の向きが変わることはありませんよね。
普通は指を鳴らそうとしても鳴りませんが、よく鳴らしている方は簡単に鳴らしています。これは繰り返し鳴らすことによって、関節が緩くなり、鳴りやすくなっているのです。
指の関節が緩いくらいはあまり問題ありませんが、背骨ですと色々な問題が出てきますので、こちらをご覧下さい。