脊柱管狭窄症の鍼灸・整体治療

 脊柱管狭窄症の治療を、鍼治療、ストレッチ(理学療法)、薬物療法の3つで比較し、どの治療が一番効果があるかを調べた論文(英語)がこちらにあります。

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 結果は、鍼治療が一番効果があったということです。

 鍼治療、ストレッチ、薬物療法を併せた方が効果が高くなる結果も出ていますので、整形外科に通いながら、鍼治療を併せていくと良いと思います。

 また別の実験で、脊柱管狭窄により神経内の血管が圧迫され、血流が悪くなっている場所が、”膝下”にあるツボを鍼刺激をすると、神経内の血流が改善されることも分かりました。

 腰への鍼治療ではなく、患者さんの症状が出ている下肢に鍼治療することで、遠く離れた場所にそういった効果があることはとても興味深いと思います。

春日井市のスズキホリスティック鍼灸院・整体院

腰椎分離症・すべり症の鍼灸・整体治療

 腰椎分離症は上下関節突起間(図の黄色の部分)で骨の連続性が断たれた状態です。

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 原因は「疲労骨折」と言われており、14歳をピークに12~17歳で90%を占めています。身体を反らせたり、回旋する動きが繰り返されるスポーツをしている方にみられます。

 多くの方が身体を後ろに反らせると、腰の下の方が痛いという訴えで来院されます。

 病院を受診されていない状態で来院された時には、腰椎分離症の可能性をお話した上で、鍼灸・整体治療をしていきますが、上記の年齢帯でスポーツを熱心にやられている患者さんには、「骨融合」へのタイミングを逃さない為にも、病院への受診をお勧めしています。

 レントゲン検査では、分離しているかどうかしか分かりませんので、MRI検査も受けた方が良いでしょう。

 両方の検査で異常がないのがベストですが、もし異常が見つかるなら….レントゲン検査で異常がなく、MRI検査で異常が見つかるのが理想です。

 この状態であれば、骨融合を目指せます。

 数ヶ月スポーツを休むことになりますが、分離が完成してしまってからでは後戻り出来ませんし、腰椎分離症から腰椎分離すべり症への移行の可能性を考えると、やむをえません。

 レントゲン、MRI検査共に問題なければ、通常の鍼灸・整体治療をおこないます。

 レントゲンに問題無く、MRIで異常が見つかった場合、鍼治療では骨融合を促すように局所治療をし、整体治療では上部腰椎の調整をしていきます。

 レントゲン検査で分離が認められた場合には、本人の痛みを取ることを優先した治療をおこないます。 分離すべり症に移行してしまわないように、日常の注意や筋肉トレーニングを指導していきます。

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産後の骨盤

産後の骨盤 特にここ数年で「産後の骨盤矯正」に関するお問い合わせが増えています。

 産後に骨盤が開いたままになって…。

 産前、産後は確かにホルモンの影響で骨盤が開くようにはなりますが、開いたままという事ではなく、下の図の「恥骨結合」がホルモン(リラキシン)の影響で伸びやすくなっているといった方が良いでしょう。

 赤ちゃんが下りてくる時の圧により、恥骨結合が普段より”数ミリ”伸びて骨盤が広がるということです。圧が無くなれば元に戻ります。

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 タイトパンツやデニムが履けなくなる程開きませんし、開いたままにもなりません。

 上の図を見て下さい。もしも恥骨結合が何cmも開いた場合…後ろの仙腸関節(関節という名前は付いていますが、ほとんど動きません)にも何cmもの隙間が出来る?片足で立ったら骨盤がゆがむ?

 骨盤がそんなに動いたら大変な事になります。

 産後の骨盤周囲の痛みや腰痛は、疲れなどの筋肉的な問題がほとんどで、それらを丁寧に治療していけば良くなりますので、ご安心下さい。

 産後、恥骨結合、仙腸関節辺りに痛みがある場合には、1ヶ月程いわゆる骨盤ベルトで締めるのは良いと思います。

 産後に体形が変わるのは、妊娠中にお腹が出ることによって、腰椎が前に引っ張られ、骨盤が前傾し、膝が前に出てくることによります。産後も赤ちゃんを抱くのに同じような姿勢をとりますので、姿勢が崩れます。また骨盤の前傾によって、なんとなく骨盤周りが産前とは違うという印象になります。

 これらを改善していくには、”ご自身で”姿勢を気を付け、弱った筋肉を鍛えることが必要になります。

 このことが、なぜ産後に骨盤が開いたままになるという嘘が巷に広がったか?の答えになると思います。

鍼、整体治療は、正しい姿勢や体型に戻す為に、筋肉や関節の状態を良くすることが目的となります。

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骨盤の歪み

 骨盤の”歪み”という表現は、骨盤を構成している骨が歪んでいるようですが、そういった意味では”骨盤は歪みません”。

 骨盤は「傾く」と表現したほうが正しいと思います。

 骨盤を横から見た場合に正常の位置よりも「前傾」「後傾」。

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 骨盤が前傾の場合には腰椎が過前弯(前のカーブが強すぎる)を伴うことが多くなり、腰椎の過前弯は腰痛の原因となります。

 骨盤が後傾の場合には腰椎カーブの平坦化を伴うことがあり、椎間板ヘルニア、ギックリ腰、慢性腰痛の方に多く見られます。

 骨盤を正面から見た場合に「右が高い(左が低い)」「左が高い(右が低い)」。

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 骨盤の左右の高さの違いは、普段の姿勢(足を組む、横座り、側臥位での就寝等)からおこります。

 例えば足を組んで事務仕事を続けることで、骨盤を傾けた状態が続く〜筋肉の緊張に左右差が現れる〜その状態が定着。

 筋肉の緊張のアンバランスのみであれば、緊張を緩めてやればすぐに戻ります。左右の筋肉量の変化を起こすほど慢性化している場合には、筋トレを合わせていきます。

 骨盤の左右の高さが違うと、見かけ上の下肢長差が出ます(左右の内くるぶしの位置が合わなくなります)ので、仰臥位にてご自分の内くるぶし同士をくっつけて確かめてみると良いでしょう。他の人に見て貰うと正確です。

 例えば片方が1cm長い場合、片方の腸骨が5mm上に、もう片方の腸骨が5mm下に傾いていることになります。

 自覚症状が全く無い方でも、1cm位の下肢長差はよくあります。3cm程になると股関節の変形等が疑われます。

 整体治療は腰椎、骨盤の調整、鍼治療では筋肉のアンバランス改善を目的に刺鍼します。基本的には生活習慣の問題ですので、日常生活上の注意を細かくしていきます。

 骨盤はいわゆる建物の基礎にあたりますので、ここが傾くと腰椎、胸椎、頚椎と影響が出てきます。

 女性の方から「骨盤矯正で痩せるか?」ということを聞かれることがありますが、私は無いと思います。

 ただ骨盤の傾きの大きい方は、生理痛の症状が重いようには感じます。

 産後の骨盤については稿を改めます。

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スポーツ外傷とスポーツ障害に対する鍼灸・整体治療

 スポーツ外傷とスポーツ障害

 スポーツ外傷とは、衝突、転倒などの外力による怪我で、打撲、挫傷、捻挫、骨折、筋腱損傷等。

 スポーツ障害とは、繰り返しのストレスによっておこるものであるが、年齢、体力、技術、経験などの個人的な要因による部分が大きい。局所的には筋肉や腱などの軟部組織の浮腫や炎症、変性、軟骨の摩耗、骨棘形成などの変化。

 病名としては、テニス肘、ゴルフ肘、野球肘、野球肩、ジャンパー膝、アキレス腱炎、足底筋膜炎腰椎分離症などがある。

 スポーツ外傷・障害に対する鍼灸、整体治療は以下を目的とする。

 1.スポーツ外傷・障害の治療

 2.コンディション調整(疲労、筋肉痛の早期回復)

 3.パフォーマンスの向上

  打撲や捻挫治療に鍼灸?と思われるかも知れませんが、鍼灸には炎症を抑える効果、鎮痛効果がありますので、鍼灸治療を加えると回復が早くなります。 試合が近いなど場合には、病院等の治療と併せて鍼灸治療をしていくと良いと思います。

 鍼治療は鎮痛効果がとてもありますが、ただ単に「痛み」を取るのではなく、

 1.なぜ痛み(障害)を起こしているのか?

 2.再発防止には何をしたら良いのか?

 を考えるのが大切です。

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