腰痛症 筋筋膜性腰痛

不意な動き等により、筋肉・筋膜が傷つくことにより受傷します。

腰部の筋肉

1. 脊柱起立筋(腸肋筋、最長筋、棘筋)

2. 横突棘筋(半棘筋、多裂筋、回旋筋)

3. 腸腰筋(腸骨筋、大腰筋)

4. 腰方形筋

 急性の筋筋膜性腰痛(所謂ぎっくり腰)のきっかけには以下のような動作があります。

 1. 下の物を取ろうとしてかがんだ、手を伸ばした時。

 2. 中腰から身体を起こした時。

 3. 靴や靴下を履こうとした時。

 4. 物を持ち上げた時。

 5. 上の物を取ろうとして背伸びをした時。

 上記の動作の中で”グッ”と力を入れた時というのは、物を持ち上げた時だけです。

 多くのぎっくり腰はほんの些細な動作で起こします。

 些細な動作は、大きな動きではありません。

 大きな動きではないということは、脊柱起立筋のような長い筋肉は関係なく、横突棘筋のような短く、可動範囲が狭い筋肉の方が受傷しやすいと考えられています。

 次回はこの横突棘筋から順に詳しく説明していきます。