咽喉頭異常感症、ヒステリー球、梅核気
喉に何かが詰まっているような感じがして息苦しい、喉の辺りを締め付けられている感じがする、喉の不快感、圧迫感、違和感を訴えます。
梅の種が喉にあるような感じがすることから、東洋医学では梅核気(ばいかくき)といいます。グミが喉にあるという表現をする方もあります。
咽喉頭異常感症の主な原因はストレスです。
うつ病、パニック障害などの精神疾患や更年期障害、自律神経失調症に見られることが多く、大きなストレスがかかった場合に悪化する傾向があります。
東洋医学的には、心理的なストレスが原因で喉の部位で気の巡りが滞る(気滞)ことでこれらの症状を引き起こすと考えています。気滞とは、様々な原因で気の巡りが悪くなることを指します。
鍼灸・整体治療
基本的に、この症状を訴える方は、全身の筋肉が緊張していますので、それらを緩めていきます。
ストレスを抑制するツボを使い、精神的な安定を図ります。
咽喉頭異常感症の症状は概ね数回の治療で改善することが多いのですが、ストレスの原因や原因となる疾患が改善しないと再発しやすい傾向があります。咽喉頭異常感症の症状が新たなストレスにもなりますので、まずは咽喉頭異常感症の症状をとっていくことが大切です。