咽喉頭異常感症、ヒステリー球、ストレスボール、梅核気
咽喉頭異常感症、ヒステリー球の症状は?
喉に何かが詰まっているような感じがして息苦しい、喉の辺りを締め付けられている感じがする、喉の不快感、圧迫感、違和感を訴えます。
梅の種が喉にあるような感じがすることから、東洋医学では梅核気(ばいかくき)といいます。グミが喉にあるという表現をする方もあります。
咽喉頭異常症、ヒステリー球の原因は?
咽喉頭異常感症の主な原因はストレスです。ストレスによる緊張が食道辺りの筋肉の緊張を生み、それが球のような感覚になると言われております。
30代〜60代の女性に多く見られます。
また、うつ病、パニック障害などの精神疾患や更年期障害、自律神経失調症に見られることが多く、大きなストレスがかかった場合に悪化する傾向があります。
東洋医学的には、心理的なストレスが原因で喉の部位で気の巡りが滞る(気滞)ことでこれらの症状を引き起こすと考えています。気滞とは、様々な原因で気の巡りが悪くなることを指します。
鍼灸・整体治療
基本的に、この症状を訴える方は、ストレスの影響によって全身の筋肉が緊張していることが多くみられます。そのため、まずは筋肉を緩める施術を行います。特に、頚部や肩部のこりを重点的にほぐしていきます。また、ストレスを和らげるツボを用いることで、精神的な安定を図ります。
さらに、東洋医学的には「気」が上昇している状態と考えられるため、気を下げることに重点を置いた治療をしていきますます。加えて、女性に多くみられることから、冷え症を併発している場合には、その治療も併せて行います。
咽喉頭異常感症の症状は直後効果も高く、概ね数回の治療で改善することが多いものの、ストレスの原因やそれに関連する疾患が改善されない場合には、再発しやすい傾向があります。また、咽喉頭異常感症そのものが新たなストレスとなることもあるため、まずは症状を軽減・解消することが重要です。


