陰部神経とED(勃起不全)

ED(勃起不全)とは

 EDとは満足な勃起が得られない、または維持できない状態を指します。

原因はさまざまで、

  • 加齢
  • 血流障害
  • 神経障害
  • ストレス
  • 骨盤周囲の筋緊張

などが関係しています。

特に鍼灸院に来院される方では神経系・筋肉系の問題が関係しているケースも少なくありません。

勃起に関係する神経

陰部神経

 ED(勃起不全)は血流の問題として説明されることが多いですが、神経の働きも重要な役割を果たしています。

その中でも陰部神経は、陰茎の感覚を司る重要な神経です。陰部神経は仙骨神経叢(S2〜S4)から出る神経で、会陰部や外陰部の感覚と運動を支配しています。

主な働きは

  • 陰茎の感覚
  • 会陰部の感覚
  • 外尿道括約筋
  • 外肛門括約筋
  • 骨盤底筋

などです。

陰部神経は性的刺激を脳へ伝える役割を持っています。

そのため陰部神経の働きが低下すると

  • 感覚が弱い
  • 興奮が起こりにくい
  • 勃起が弱い

といった症状が現れることがあります。

陰茎では陰茎背神経として分岐し、亀頭や陰茎体の触覚・痛覚・性感を脳へ伝えます。

陰部神経が障害される原因

陰部神経は骨盤内でいくつかの狭い部位を通過します。

そのため

  • 骨盤底筋の過緊張
  • 内閉鎖筋
  • 仙棘靭帯
  • 仙結節靭帯

などの影響を受けやすい神経です。

そのため陰部神経の機能が低下すると

  • 感覚が弱い
  • 興奮が起こりにくい
  • 勃起が弱い

などの症状が起こる可能性があります。などが起こることがあります。

骨盤内臓神経

 副交感神経であり、陰茎海綿体の血管を拡張させることで勃起を引き起こします。

下腹神経

 海綿体神経経由で陰茎を支配。副交感神経(骨盤神経、S2-4)が勃起を促進するのに対し、下腹神経の異常興奮でNO産生阻害・血管収縮が起き、血流不足を招きます。射精時は前立腺液放出・膀胱頸部閉鎖を司るため、逆行性射精も併発。

EDと筋肉の関係

骨盤周囲の筋肉の緊張もEDに関係することがあります。

例えば

  • 骨盤底筋
  • 内閉鎖筋
  • 腹直筋
  • 腸腰筋
  • 内転筋

これらの筋肉が過緊張になると

  • 神経の圧迫
  • 血流低下

が起こる可能性があります。

鍼治療の作用

鍼治療では

  • 骨盤周囲の筋緊張の緩和
  • 神経の興奮調整
  • 血流改善

を目的として治療を行います。を目的に治療を行います。

具体的には

  • 下腹部
  • 仙骨周囲
  • 内転筋
  • 腰部
  • 骨盤底筋周囲

などにアプローチします。

神経や血流の状態が整うことで

勃起機能の改善が期待できます。

EDにお悩みの方へ

 EDはとてもデリケートなお悩みですが、血流やホルモンの問題だけでなく、神経や筋肉の影響を受けることもあります。神経や筋肉の問題が関係している場合には、鍼治療が役立つことがあります。

 当院では、お一人ずつ施術を行っておりますので、プライベートなお話が他の方に聞かれることはありません。

 春日井市周辺でEDにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

参考文献

鍼灸治療が男性生殖器機能に及ぼす影響

早期に緩解したEDへの鍼灸治療

QA

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