大後頭三叉神経症候群 眼精疲労 目の奥の痛み
大後頭三叉神経症候群とは?
顔面の感覚は、三叉神経という3本に分かれた神経によって司られています。そのうち第1枝は、眼の奥や前額部の感覚を支配しています。
後頭部にコリや痛みがあると、後頭神経が刺激されます。この後頭神経は、三叉神経と頭の中でつながっているため、三叉神経第1枝の支配領域に痛みが放散することがあります。これにより「目の奥の痛み」や「眼精疲労」、「まぶしさ」といった症状が引き起こされます。
VDT作業に従事している方だけでなく、スマートフォンの使用時間が増えている現代では、首のコリや眼精疲労、目の奥の痛み、頭痛を訴える方が増えています。
大後頭三叉神経症候群の原因は
後頸部から後頭部にかけてのコリが原因となります。
後頚部の筋肉には、僧帽筋、頭板状筋、頸板状筋がありますが、その奥にある後頭下筋群のコリが重要です。中でも、目の上下の動きに関与する「大後頭直筋」と、左右の動きに関与する「下頭斜筋」は、特に重視しています。
VDT作業、スマホ(タブレット)利用時にはこの目の動きが多く、必然的に後頭下筋群への負荷が増えます。また、後頭下筋群には筋紡錘が多く、ストレスにも敏感に反応します。

大後頭三叉神経症候群の鍼(針)治療・整体治療
後頭下筋群は深層筋ですので、鍼以外では直接刺激することは難しく、鍼治療の独擅場となっています。とても良く効きます。
整体治療では、大後頭直筋、下頭斜筋共に第2頚椎から始まりますので、第1,2頚椎の調整をしていきます。
後頭下筋群が原因であれば、鍼灸・整体治療直後に効果は体感できます。